カルミエが何故画期的な消火器なのか?こってりご紹介
カルミエが何故画期的な消火器なのか?こってりとご紹介致します。2年前にハツタ製作所主催のメーカー説明会に参加してきました。私ども消防設備会社は新製品が出るたびに関心はしているのですが、選ぶも選ばれるもそれはお客様から支持されるか?という事が一番大切ですので、メーカーからオススメされたとしても現場のニーズに適応しなければあまり意味の無い商品ではないだろうかと一旦持ち帰って検討してからお客様にオススメします。
消火器は、火災が起こった場合スプリンクラーや消火栓が無い建物では、消防署の到着よりも早く消火するための唯一の手段ですので、現場主義に徹すれば操作性が重要になってきます。その次に重要なのが耐久性です。普段から触れられていたり、毎日誰かが触ったり、時には掃除したりという性質の物でもありませんので、火災時に確実にその能力を発揮してくれるには耐久性が重要だからです。
カルミエをこってりとご紹介致しますと、まず見た目ですね。
なんかペンギンみたいじゃないですか?私の第一印象はちょっとカワイイ消火器だなという感じでした。取っ手の部分が黄色でしたので、くちばしみたいに見えたので、ペリカン?という感じもしました。そして、丸みを帯びたやわらかい感じがするので、いざ消火!という時にこの丸みを帯びたビジュアルがどのように左右するかはあまり関係ありませんね。
カルミエは圧力ゲージが見易いので点検が容易なのが良いですね!
取っ手がソフトなスポンジタイプだから肌さわりが良い(笑)
消火器で肌さわりが良いってなんだかおかしい感じがしますが、ほんとなんですよ!今までの消火器のホースってゴムホースの先端にプラスチック製の先端が装着されていただけなので、スポンジ上の操作部は初めてでしたので、軽く感じますし、手にフィットする感じは良いと思います。でも、デメリットとしては屋外に置いたときにスポンジが水を吸って場所によってはカビが発生するかもしれません。
消火器ホースの収まりがカッコイイ!
従来の消火器だとホースの収まり部分がほとんど一緒で、横の部分に止めているだけか、溶接してあって、ノズルを差し込むように収まっていたのですが、底のゴムと一体となっているので見た目にも収まりもスッキリしている印象です。これは、点検時にもスッと持ち上げたりホースの異常を確認した後もスッと収まるのでスマートに点検出来ると思います。
カルミエの底部には、カウンターウエイトには重めの底ゴムが採用されています。ほんと上部が軽いので、底部が重くないと消火器が転倒する恐れがありますので、安定感を保つにもこれくらい重い方が良いのだと感じます。私のイチオシはこの底ゴムかもしれません。というのも次の画像をご覧になって下さい。
ちょっと写真で分かりにくいかもしれません。スイマセン スチール製やアルミ・ステンレスの底にゴムが無い消火器ですと床に置いた時にガツンと床を傷つけてしまったり、床に長時間置いておくとこんな感じでフローリングの跡が付いてしまうので、底部がゴム底だと床に優しいのは嬉しいですね。新築の事務所やフローリングの廊下に設置する際は、こういう配慮は必要だと思います。
カルミエをこってりとご紹介させて頂きました。世界初の樹脂製容器のカルミエは、容器の中身が見えることでテロ対策に着目した消火器で有名ですが、消火器としても操作性だけでなく、点検時のゲージの見易さ、床に置いた時の金属音がしない優しさを兼ね備えた丸みを帯びたビジュアルはこれから標準品となってくると期待しております。
カルミエのお問い合わせは、新潟の消防設備点検会社 エフ・ピーアイ でも購入出来ます。
また、最寄りのハツタ製作所の代理店様でも購入出来ますので、お気軽にお問い合わせお願い致します。
アマゾンでも見つけましたので、ご参照頂けるとまた別の角度からのご紹介もございます。