煙感知器の交換工事 新人高橋レポート

先日、小千谷市のお客様へ煙感知器(光電式スポット型)の交換にお伺いして参りました。先ず、現場に入る前に積雪の多さに驚きました。雪国の中でも本場と言いますか、新潟市内とはケタ違いに積もっておりました。県内には除雪されて積み上げられた雪の壁がたくさんありますが、その陰に危険が潜んでいますので運転には十分気を付けたいと思います。

それでは作業開始です!
一見何の変哲もないように設置されている煙感知器ですが、タバコのヤニでだいぶ汚れています。煙感知器のしくみ上(※)、ヤニやほこりが大量に蓄積されると誤報(ベルやサイレンが鳴動)や故障の原因になりかねません。今回はそのようなトラブルや不安を払拭すべくして交換致します。

煙感知器は空気を通しても外光は通さない暗箱内に発光部と受光部を遮光板を隔てて設置してあり、普段は発光部の光を受光部は受け取ることができないようになっています。 火災が発生し、中に煙が入った際、発光部の光が煙に乱反射されるため、受光部がこの光を検出することで煙を感知します…これが正しい煙感知器の仕事なのですが、光を乱反射させるのは煙と限らず、小さな虫、ほこりやタバコのヤニなどと設置環境によって可能性は様々です。


感知器のベース(取付台)を丁寧に取り外すと、くっきりとヤニの跡があるのがわかります。厳しい環境で今日まで働いてくれた感知器には引退して頂きます。

新品と見比べると一目瞭然です!
新しい煙感知器を取り付けて加煙試験器(通称:煙棒 )を使って作動試験を行い、今日の作業は終了になります。


ご閲覧下さった皆様の周囲に汚れた感知器があり、「これ壊れてないのかな?ちゃんと働くのかな?」などという不安を抱かれましたらお気軽にご相談頂けたらと思います。

感知器の交換工事のことなら㈱エフ・ピーアイ

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消防用設備施主検査

3月は何かと検査・試験・取扱い説明の多い月となります。建設業は3月はどこも忙しくなるので人手が足りないというのは毎年恒例です。さて、今日はお施主様の検査ということで私の役割は防火シャッターを降下させるための煙感知器を作動させることです。

でも、お施主様は建築さんやその他の業者さんとのやりとりも多様なため、なかなか順番が回ってこないのが実情です。でも、ボーッとしてるのは嫌なので待機時間を2度目の自主検査と致しました。

まずは、受信機の周辺をチェック


警戒区域図

警戒区域図
受信機周辺機器の使い方説明書

受信機の使い方
警戒区域図も受信機の使い方説明書も良くできていると思います。忙しい中工夫しながら作成していますのし、これは後にお客様自身で受信機を操作することが可能となります。

次の受信機と放送アンプの中身へ

受信機中身
放送アンプ中身
受信機も放送アンプの中身もしっかりと組み上がっています。施主検査ですからそうでなくちゃ困る訳ですが、丁寧な仕事ぶりが伺えます。

次に総合盤

総合盤 ガード付
総合盤にガードが付くかもしれないと聞いていましたが、結構カッコイイガードだなと思いました。今までのガードって表示灯を包むだけでしたし、なんかダサイ感じでしたので、これは違和感無いですね。

さてさて、中身は・・・

総合盤結線
総合盤結線
総合盤も綺麗に組み上がっています。

そして、消火器

消火器
テレビのブースターも・・・

ブースター
ちょっと記事にキレが無くてスイマセン・・・ということでお施主様の検査の前に自主検査完了です。12時過ぎても出番が回ってきませんでした。なかなか忍耐です。

シャッター検査はこんな感じです。(画像は以前のテスト時)

シャッター降下試験
シャッター4面 防火戸1面 エスカレーター停止という連動試験です。煙感知器が働くと煙を遮断するために防火設備が起動します。