消防機関へ通報する火災通報設備の使い方

こんにちは!新潟市の消防設備会社エフピーアイの新人レポーター高橋です!!
いきなりですが、子供のころに学校などで非常ベルを押したら消防車がやってくると思って緊張していた方もいるのでは無いのでしょうか?僕は思いっきりその一人です。
実際は非常ベルを押しても消防車は来ません。

(※)が、その期待に応える消防設備
【消防機関へ通報する火災報知設備】いわゆる火災通報装置のご紹介をさせて頂きます。


 

 

①老人介護施設や病院、学校などで勤務されている方はご存じある方も多いかと思いますが、あの真っ赤な電話機です。短刀直入に説明しますと、火災時(緊急時)にボタン1つで消防署に直通電話ができる装置になります。

 


 

②赤いボタンを押すと (実際は透明な保護カバーがありますので、押し破ってください。)
「ピピピ、ピピピ」
「火事です。火事です。」
「こちらは中央区○○○番地」
「建物名」
「地上○階建て、地下○階」
「目標は○○○」
「電話番号025-○○○-□□□」
「逆信してください。」
というように、火災発生コール、現地住所、建物名、構造、消防車が向かう際の目標物、現地の電話番号を蓄積音声で自動的に情報を流し、消防署から折り返し電話がかかってきます。

 


 
③受話器をとれば消防職員と会話ができ、さらに詳しい情報を伝えてください。

火災時に通報ボタンは押したのに折り返し電話を取ることができなくても、消防署は火事と判断し消防車が向かいます。

もし間違って押してしまっても消防署は出動準備を始めますので、折り返し電話がきたらしっかりと誤報(間違い)だと伝えてください。

 

※現在は法改正があり自力で避難することが困難な者が入所する社会福祉施設等(施行令別表第一(6)項ロに該当する施設)における消防機関へ通報する火災報知設備について、自動火災報知設備の感知器の作動と連動して自動的に起動することが義務付けられました。
…つまり非常ベルを押したり感知器が作動すると、119番直通で消防車が来るという仕組みにしなければなりません。(平成30年3月31日迄)

 

簡単ではありますが、以上が火災通報装置の使い方になります。

 

ご拝読頂きましてありがとうございました。