消火器が破裂する原因って何ですか?

今日の菜根譚「愚直に生きる」

人生経験が浅いうちは、世間の悪いしきたりや慣習、組織の悪習に染まってしまうことも少ないしかし経験が豊かになるにつれ、厳しい現実を生き抜くための、さまざまな駆け引きやテクニックが身についてくるものだ。

しかし、世渡り上手であるより、素朴で愚直に生きるほうがいい。慇懃無礼であるより、武骨で一本気であったほうがいい。

自分では愚直に生きているようでだらしなくお酒を飲んでいたり、ここまでやれれば完璧なのに・・・という場面で、まあいいか?と半分くらいの力量で中途半端にしてしまっている事柄って結構あると感じています。でも、継続と努力は大切だと感じております!

「消火器が破裂する原因ってなんですか?」

変形・腐食・破損から破裂の原因となりますが、すべての消火器に当てはまる訳ではありませんのでこれから解説して参ります。今まで破裂事故を起こした消火器は加圧式消火器という種類で内部に小型のボンベが内蔵されており、消火器の容器が腐食・変形・破損した状態で内部の小型ボンベが解放されると急激な圧力が発生しますので、その圧力により破裂事故を起こす危険性が高まります。


最近発売されているのは、蓄圧式消火器が多いのでこの加圧式消火器は少なくなりましたが、破裂事故を起こした消火器はとにかく古くて見た目にも危ない感じのするものばかりですのでご注意願います。

(参考写真)


錆びて古くなった消火器は専門業者さんへ引き取ってもらいましょう。(ちなみに有料です)

過去の消火器破裂事故

消火器(加圧式)の破裂事故は、平成21年度以降、においても9件が発生しており、そのうち1件は死亡事故となっています(各事案の概要は下表のとおり)。
H21.9.15 大阪府大阪市 屋外駐車場に置かれていた消火器(H1 製)を操作した際に消火器が破裂し、子どもが負傷(10代男性)
H21.9.16 福岡県行橋市 納屋に置かれていた消火器(S43 製)の廃棄処理中に誤って消火器が操作されて破裂し、負傷(60代男性)
H21.9.30 愛知県一宮市 消火器(製造年不明)の廃棄処理中に誤って消火器が操作されて破裂し、負傷(年齢不明男性)
H21.10.11 千葉県船橋市 屋外にある消火器(S56 製)の移動中に誤って消火器が操作されて破裂し、負傷(70代男性)
H22.2.27 滋賀県栗東市 消火器(製造年不明)の廃棄処理中にレバーを握ったところ、消火器が破裂し、負傷(50代男性)
H23.7.22 徳島県那賀町 住宅解体工事中に放置されていた消火器(S48 製)を移動する際に誤ってレバーを握って消火器が破裂し、負傷(20代男性)
H23.7.25 鹿児島県霧島市 屋外にある消火器(H2 製)を片付けている際に誤って消火器が操作されて破裂し、負傷(70代男性)
H23.8.2 栃木県佐野市 住宅解体工事中に放置されていた消火器(S57 製)の消火剤の放出操作をして消火器が破裂し、負傷(60代男性)
H23.9.11 大分県宇佐市 廃棄物処理業者が消火器(製造年不明)を廃棄処理中に誤って消火器が操作されて破裂し、死亡(60代男性)

いずれにしてもかなりの期間放置された消火器による事故が多いです。古い消火器を見つけたら触らずに専門の業者さんにお願いしましょう。