感知器の防水加工 新潟市の消防設備会社 エフ・ピーアイの高橋レポート

こんにちは!新発田市の食品加工会社様が食料品保管倉庫を増築されるということで、自動火災報知設備の設置工事に伺っております。

低温倉庫ですので、感知器が結露による故障や誤作動(※)を起こさない様に、防水処理を施します。もちろん防水型の感知器を使うのですが、+αの処理をすることによって結露から感知器を守ります。

※防水型の感知器は基盤が樹脂で密閉してあり水には強いのですが、結線の部分に水が浸入してしまうと、いくら防水とは言え短絡の原因になってしまい、故障や誤報(非常ベルが鳴動)となります。

では、作業開始です!


線を丁寧にねじり…


ハンダを溶かしてしっかり接着させます。


それぞれの線を絶縁テープで隙間なく巻き上げます。(一番の肝です。)


天井板の断面を見ると分かるのですが、天井は断熱材が金属の板に挟まれたものが取付られており、感知器の線を通す穴を開けた際、線の出入り口がカミソリ状の淵になってしまいます。そこに線が触れてしまうと傷ついて断線したり、良からぬトラブルの元になります。VE管(塩ビ管)を差し込み、線が淵に触れることなく通せる様に施工します。


VE管からもこもこと出ているのは、発砲ウレタンです。

なんなんですかこれ?と思うかもしれませんが、夏場等に天井裏と天井下ではかなりの温度差になり(低温倉庫ですから尚更ですね) 空っぽの管内では結露が発生しやすくなります。それを防ぐため、発砲ウレタンを管内に注入して隙間をなくして結露対策とします。このVE管は線の傷つき防止と、結露防止を担っています。


ビスで感知器を固定して作業完了です。様々な環境に設置されている感知器をベストな状態で働いてくれるようにイメージしながら工事することが大切だと感じます。

ご拝読頂きましてありがとうございました!

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