スプリンクラー設置の補助金についての背景

診療所診察の様子

地域に親しまれ、評判の高かった福岡の診療所の火災では、入院患者ら10人が一酸化炭素中毒で死亡しました。当直の女性看護師は午前2時22分頃火災に気付き建物外のタクシー運転手に通報を依頼、通報から6分後には消防が到着していた。出火当初院内には18人いたが、この火災でおずれも70~80歳代の入院患者8人と、同医院3階に住んでいた前院長夫妻2人の計10人が死亡した。

その他入院患者3人、医療関係者の女性2人の計5人が負傷し残り3人は自力で脱出した。報道では初期消火活動と避難活動がなされていないことを指摘されていましたが、消防到着後消火活動に2時間も要した大火災を女性看護師が初期消火する事や避難活動することが現実的な対応なのか疑問を感じました。

この火災を背景に有床診療施設のスプリンクラー設置の補助金制度が平成26年2月26日から適用になりました。詳しく解説して参りたいと思いますので、ご参照願います。